Windows11で謎に調子が悪くなったNGSをどうにかする

(c)SEGA


 
●NGSに謎のフレームレート低下発生、BIOSでCPUの電力制限をOFFにすることで大幅改善。
 
 
 大事なことは勿体付けず先に言っていくスタイル。詳しい経緯は気になる人だけ見てくれ。
                              
                              
                              
                              
                              
                              
                              
                              
                              
                              
                              
 いつの間にかNGSがWindows11に対応してたらしいので、Windowsを10から11にアップグレードしたのだけど、早速問題発生。
 
 
 謎のフレームレート低下とカクツキが発生し、プレイに支障がでた。
 
 
 わかりやすく説明しようとすると難しいんだが…フレームレートの低下につられてゲームそのものまでモタつくような感じ。とくに最近はエネミーのレベルも上がってきているので、エネミーからの攻撃を捌き損ねて大ダメージ…なんてことも。
 
 このカクツキ自体は、NVIDIAコントロールパネルから『垂直同期』をOFFにすることで解決した。
 しかしコントロールパネルにも書いてある通り、グラボが出力するフレームレートがモニターのリフレッシュレートを下回るとカクツキが生じる。
 別にティアリングとやらに困っていたわけでもないし、OFFにしても問題は無かった。とはいえWindows10の頃は何の問題もなかったのも事実なわけで、次はフレームレートの低下を解決しないといけない。
 
 ここで気になったのはゲームバーで表示できるCPUとGPUの使用率。
 
 RTX3060を組み込んだばかりの頃はCPU40%、GPU80%くらい稼働していたのに、Windows11にしてからはCPU5%、GPU50%くらいしか稼働していない。
 なんぼOSやアプリ、ドライバがアップグレードしたからって、そんなに使用率って下げられるものか? というか使用率下げてパフォーマンスを維持できてるんならいいけど、維持できてないから。それはただの舐めプだから。
 
 Windows11がPCに何らかの制限をかけているのでは?と思い、お次はWindows側の設定を呼び出す。
 
 システム → ディスプレイ → グラフィック




 
 これでアプリごとの電力制限をチェックし、NGSを手動で『高パフォーマンス』に変更。
 
 …しかし、これは効果なし。
 
 NVIDIAコントロールパネルで電力制限を『パフォーマンス最大化を優先』にするも…これも効果はイマイチ。
 
 
 
 
 それ以降も関係ありそうな設定を片っ端からいじってみたものの…お手上げ。
 あといじってない設定は…BIOSくらいしかないぞ。
 
 というわけでBIOS。


 
 ここで『Power-saving & Performance Mode』という項目を見つけたので、『自動』から『パフォーマンスモード』へ。
 BIOS設定を終了するときに他の部分もいくつか自動的に設定変更されてたようだけど、これがひっくるめてパフォーマンスモードってことなんだろう。ということでそのまま設定完了。


 
 このBIOSのパフォーマンスモードはおそらくCPUに対してパフォーマンスを優先させるモードだと思うのだが、これがいちばん効果があった。
 CPUが20~30%ほど稼働するようになり、完全ではないもののかなりフレームレートが安定した。
 
 3DCGを使ったゲームをプレイするにあたって、グラフィックボードの性能はもちろんなんだが、CPUの性能や、CPUが十分に機能していることも、実は同じくらい重要。
 というのも、グラボがどれくらいのグラフィックを作るのかを決めるのはCPUだからだ。CPUがちゃんと『発注』してくれないと、グラボも十分なグラフィックを作れない。
 
 BIOSにはもちろんPCIeの項目もあった。いちばん上の『PCI Expressアクティブ・パワー・マネジメント』の項目をEnabled(有効)にした場合のみ、そのすぐ下に『ネイティブASPM』という項目が現れた。


 このネイティブASPMとかいう機能の説明、英語なんでよくわからんけど…『有効にすればOS側からコントロールできるよ』的なことが書いてあるんじゃないか。とりあえずこのPCIeアクティブパワーマネジメントとネイティブASPMってヤツを無効から有効に変更し、Windowsを起動。


 
 この状態で改めてNVIDIAコントロールパネルを呼び出し、電力制限を『パフォーマンス最大化を優先』に変更。
 これでグラボの電力制限も解除され、場面によってはGPU使用率90%(フレームレート制限60FPSの場合)近くにいくことも。
 ここまでやっても多少フレームレートが60を割る場面はあるんだが、それはもうRTX3060の限界ってことなんだろう。


 
 それにしても、Windowsを11にしただけで何故こうも大幅な電力制限がかかってしまったのか。当然BIOSはいじってなかったし、Windows10の時は何も問題なく動作してたわけで。 
 しかしゲームのフレームレート低下の解決に、まさかBIOSまでいじることになるとは思わなかった。ともあれゲームプレイでは気にならないレベルにまで回復したんで、今回の謎な性能低下の解決は、これにて対応完了ということにする。
 
 
 今回の俺の悪戦苦闘が誰かの参考になるとは限らないし、そもそもBIOSなんてそれこそPCごと、マザーボードごとに違うもんだけど、電力制限設定を変更する項目はあると思うので、もしNGSやゲームの調子が悪くなったら試してみてくれ。

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