【回想録】最初はグラボも知らなかった

 今でこそ自作PCでPSO2NGSを満喫してるけど、最初から自作してたわけじゃない。パソコンを自作するなんてよほどの専門知識が必要な、およそ自分とは縁のない世界だと思っていた。
 だから最初にPSO2(旧)のプレイに使ったのは、もちろんお店で買ったパソコン。


 話は今から9年ほど前、2012年の夏まで遡る。


 当時プレイしていたあるゲームのオンラインモードで、フレンドたちとPSO2の話題になり、自分もプレイしてみようと思って「キャラクタークリエイト体験版」をパソコンにインストールした。

 …が、起動しない。

 ランチャーでゲームスタートをクリックすると、体験版本体が起動する前にエラーとなり強制終了してしまう。
 やはりOSが旧式のWindowsXPだからいけないのか、と思ってフレンドたちに相談してみたところ、パソコンに『グラフィックボード』なるパーツを組み込む必要があるとのこと。
 早速パソコンの取扱説明書を持って量販店に行き、店員さんに相談してみた。
 「このパソコンだと『ロープロファイル』のグラボ(グラフィックボード)しか組み込めませんよ」

 そう、ロープロファイル。

 当時使っていたパソコンはスリムタイプのデスクトップだったため、それに合わせたサイズに作られた小型のグラボしか組み込めない、ということらしい。
 そしてコンパクトなサイズに収めなければならないという都合上、性能も頭打ちになるんだとか。

 そうは言ってもグラボがなければ話にならない。ということで、そのお店のロープロ対応で一番安いグラボ『玄人志向 GeForce 8400GS』を購入。お値段3,000円くらい。
 早速パソコンに組み込み、付属のディスクでドライバをインストール。そしてキャラクリを起動してみる。

 …起動した。
 …起動した…はいいものの、即座に「こいつはダメだ」判断した。

 CGの動きがカックカクで、ゲームなんてやれたもんじゃない。画面サイズを小さなウィンドウモードにし、画質設定を1(最低)にしてかろうじて滑らかに動作するレベルだった。

 その数日後、同じ店で『玄人志向 GeForce GT640』を購入(10,000円くらい)。
 こちらは同じウィンドウモードなら、設定5(当時は5が最高設定だった)でも滑らかに動く。これでPSO2をプレイできそうだ。

 その後なんだかんだあって、結局PSO2のプレイを開始したのは2013年2月のPlayStation Vita(PSVita)版のサービス開始と同時になってしまったんだけど、とにかくこれでどちらからもログインできる環境は整った。

 こうして、1人のアークスとして長い長い冒険の旅が始まった。

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