【回想録】KP41病を克服せよ
ネットの情報や動画を参考にパーツを調達し、順調に自作PC完成にこぎつけたものの、それで順風満帆な船出かというと…そうでもなかった。
PC使用中、いきなりシャットダウンして勝手に再起動するのだ。
再起動ではこの症状は発生せず、電源OFFの状態から起動したときのみ発生する。症状が発生し再起動した後は問題なく使用できるが、とはいえPSO2プレイ中でもお構いなしに発生するので厄介だ。
ひとまずWindowsの「イベントビューアー」で、何が起きていたのかを確認する。そこには、
重大:Kernel Power-41
…という表記が。
ネットで調べてみると、これは俗に「KP41病」と呼ばれて恐れられる症状だった。というのも、「何らかの原因でシャットダウンし、再起動しました」というのが記録されているだけで、その何らかの原因が何なのかはユーザー自身で特定し、対処しなければならないからだ。
ひとまずネットの情報を頼りにあちこち設定をいじってみるも、効果なし。
Powerというからには電源に問題があるのでは?と踏んで電源ユニットを買って交換してみたが、これもハズレ。
散々調べ回ってようやく原因に辿り着いたのだが、原因はCPUとメモリのミスマッチだった。
初自作で選んだCPUであるPentium G5400はDDR4、2400MHzまでしか対応しておらず、そこに2666MHzのメモリを挿していたせいでデータのやりとりにズレが生じていたらしい。それで勝手にシャットダウンしたあと、メモリの周波数を自動調整して再起動していた、といったところだろう。
メモリの周波数が原因なのでBIOSの設定をいじるだけでもよかったが、容量アップも兼ねて2400MHz、16GB(8GB×2)に交換。
これで初自作ちゃんのKP41病は完治。快適にPSO2をプレイできるようになった。
今回のKP41病のケースはCPUとメモリのミスマッチという、わりかし単純な原因だったものの、KP41自体は他にも様々な原因で発生するらしいので、原因の特定や対処、解決までの難易度もまちまちらしい。これを読んでいるあなたがもし、運悪くKP41に出くわしてしまったら…まぁ頑張ってとしか言いようがない。あるいはプロのPC修理を頼ってみるのもいいかもしれない。
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